【籾殻堆肥】農業におけるよい土とは?
籾殻堆肥や畜糞堆肥(牛糞・豚糞)の特徴を解説

籾殻堆肥で排水性を高めた土作り!畜糞堆肥の活用もおすすめ

籾殻堆肥は土作りに大きく役立ちます。しかし、そもそもどのような土がよい土とされているのでしょうか。籾殻堆肥を入れることで土壌を改良することができますが、なぜよい土になるのかを理解しておくことがより大切です。こちらでは、よい土の特徴についてご紹介いたします。また、堆肥の特徴についても解説していきますので、ぜひご確認ください。

【籾殻堆肥】農業に大事な土作り!よい土とはどのような土?

トラクターで土壌作り

よい土とは物理性・生物性・化学性の3つが整った土のことです。それぞれの性質が具体的にどのようなものなのかについてご紹介いたします。

物理性

物理性とは土の硬さや団粒構造の形成、排水性・通気性の改善、保肥力の向上などを示します。排水性とは作物に水を与えた際にその水がその場に留まらずにしっかりと流れていく性能のことです。排水性が悪いと根の呼吸が難しくなり腐ってしまう可能性が高まります。通気性とは根を生育させるために必要な空気がどれだけ通りやすいかを示したものです。これが高いと根がしっかり生長できるようになります。

そして団粒構造とは微生物などによって土の粒子が団子状になった構造のことです。団粒構造になっていると排水性が高く通気性もよい土になります。最後に保肥力は土が肥料をどのくらい保持できるかを示す値のことです。
物理性が整っているということはこれらがよい状態のことを意味します。

生物性

生物性とは微生物や昆虫・小動物などを示します。まず、生物性を高めるということは微生物相を豊かにするということを意味します。微生物が増殖するために有機物は必要な要素です。

生物性が高い土というのは多種多様な微生物が土の中に存在しており、特定の悪い影響を及ぼす微生物に偏っていない状態の土を指します。

化学性

化学性とは肥料の養分供給や酸度調整、還元力を示します。まず養分供給とは作物に必要なだけの肥料を与えるということで、多すぎても少なすぎてもいけません。適切な量の肥料を与えることが重要です。そして、酸度調整とはその作物に適したpHに
することで、石灰を使って調整することができます。

最後に還元力については、微生物の呼吸によって土壌が酸素不足の状態になった際に肥料が溶けやすくなることです。還元力が高いとは肥料が吸収されやすいという意味なのです。

これらすべての条件を整えた土がよい土とされています。

【籾殻堆肥】堆肥の特徴を解説!牛糞・豚糞・鶏糞・馬糞など

堆肥とシャベル

畜糞堆肥の特徴は以下のとおりです。

牛糞

牛糞堆肥は肥料成分が少なくの窒素・リン酸・カリの偏りが小さいという特徴があります。また、モミガラやオガクズなどの敷料が含まれている場合はC/N比(炭素率)が高くなっているという特徴があります。

豚糞

豚糞堆肥は窒素を3~4%含んでおり肥料成分が高めです。籾殻やオガクズなど、敷料入りの堆肥になると養分が半分程度になってしまいます。

鶏糞

鶏糞は豚糞と比べると窒素がやや低めでリン酸とカリが高くなっています。また、飼料にカルシウムを多く添加されているので石灰の割合が約17%と高くなっています。ブロイラーの乾燥鶏糞の場合は、窒素が高くリン酸とカリが低くなっています。飼料にはカルシウムが含まれないので石灰が3%程度になっています。

馬糞

馬糞は牛糞と比べると窒素・リン酸・カリ・石灰などの肥料成分が低いです。しかし、有機物を多く含んでいるので土作りの資材としては適しています。

これらは各種家畜糞の特徴です。一般的に畜糞堆肥の肥料成分は馬、牛、豚、鶏の順に高くなります。あくまでも一般的な場合であり、堆肥をどう生産するか、どのような副資材を利用するかによって異なるので注意してください。それぞれ特徴を理解して上手に家畜糞を利用していきましょう。

【籾殻堆肥】堆肥それぞれの特徴を理解して使おう

籾殻堆肥をはじめとする堆肥にはそれぞれ特徴があります。よい土を作るためには、堆肥にどのような効果があればよいのか、現在の土の状態を確認し不足している部分を補ってくれるような堆肥を利用してください。そうすることで、効率よく土作りを進めることが可能になります。

リサール酵産では土壌改良資材(微生物資材)を製造販売しています。よりよい土作りを行うために、ぜひリサール酵産の微生物資材を活用してみてください。
リサール酵産が提供する「カルスNC-R」「サルパーS」「アイデンマック」「アイデンカルス」の最大の特長は「作物を栽培しながら同時に土作りができる」ことです。
弊社資材に含まれている微生物は、嫌気的条件(空気がないところ)や低温・高温でも活動できる微生物を組み合わせています。カルスNC-Rを使用することで、土壌の微生物相が改善され作物の生育に適した環境を作ります。

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会社名 リサール酵産株式会社
代表取締役社長 飯川 雅丈
設立 1986年5月20日
資本金 払込済資本金 30,000,000円(株式数600株)
本社住所 〒331-0812 埼玉県さいたま市北区宮原町2丁目110−12 リラ第3ビル3階
児玉事業所住所 〒367-0216 埼玉県本庄市児玉町金屋703−3
TEL 048-668-3301
FAX 048-668-3315
メールアドレス info@resahl.co.jp
URL https://www.resahl.co.jp
事業目的
  • 生物系土壌改良資材および発酵促進資材の製造販売
  • 畜産用悪臭対策資材および発酵促進資材の製造販売
  • 微生物の培養および応用研究と原料用微生物・酵素の製造販売
  • 緑化事業用資材および産業用(環境浄化用)資材の製造販売
  • 家庭園芸資材ならびに公害防止用資材(生ごみ処理)等の研究開発
  • 農業・畜産・水産用資材の製造販売および仕入販売

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