【残渣処理】ナスやトウモロコシの残渣を堆肥にするメリットとは
作物の残渣処理では、野菜の葉や茎などを乾かして燃やしますが、実はこれらを堆肥にすれば、肥料コストの削減と土壌改良というメリットが得られます。コンポストで堆肥を作ると経済的かつ効率的です。
ナスやトウモロコシなどの残渣をコンポスト化するメリット
コンポストとは、「堆肥」または「堆肥を作る容器」のことです。山林では枯れ葉や枝が堆積されて自然に堆肥になりますが、コンポストでは栽培した野菜から出る葉や茎などの残渣で堆肥を作ります。
収穫後には作物の残渣が出ますが、収穫したトウモロコシからは皮やヒゲ、ナスの残渣は葉や根だけでなく茎も残ります。
残渣を堆肥にすると、以下のようなメリットが得られます。
土が軟らかくなる
残渣を土に撒いて耕せば、多くの有機物を土の中に投入することになります。この有機物を微生物が分解し、堆肥化することで土をフカフカにするという効果があるのです。
毎年残渣処理を行い堆肥化すると土が変化していき、前年と比べて軟らかくよい状態の土になっていく可能性があります。
次の栽培の栄養になる
土作りには何かしらの有機物を使います。野菜の葉や茎などの残渣は有機物であり、これらを細かくして土の中に混ぜると土中で分解されて栄養分になります。実際に野菜の残渣を土中で堆肥化することで、キャベツの収穫量が20%アップしたという事例もあります。
栽培した作物の残渣から堆肥を作れば、残渣に残っている栄養分を次の作物への肥料として利用することができます。
肥料を減らせる
収穫後の残渣を堆肥化すれば、次の作物栽培での肥料のコストを下げられます。残渣には窒素やリン酸などの、作物栽培に必要な栄養分が含まれるので、残渣を堆肥化して肥料を減らしている農家もいます。
環境に優しい
コンポストを使うと廃棄する生ゴミの量を減らしたり、焼却したりしないので、環境問題に役立ちます。生ゴミを捨てる際にはビニール袋などを使いますが、コンポストは生ゴミをそのまま投入するだけなので余計な資源を使いません。また、生ゴミを焼却処分すると、二酸化炭素などの温室効果ガスが排出されてしまいます。
コンポストで残渣処理を行う際の注意
ナスの皮などそれほど固くない残渣は、5~10cmほどに刻めば問題ありません。
トウモロコシの皮やナスの茎は固いため、コンポストに入れる際にはさらに細かく刻む必要があります。残渣によっては、コンポストに向き不向きのものがあります。あまりにも固いと分解に時間がかかるので注意しましょう。
コンポストで分解できない残渣や生ゴミは、土中で堆肥にすることもできます。畑に70cm程度の穴を掘り、掘った穴に残渣や生ゴミを入れます。分解を早めるために残渣はできるだけ細かくしてください。穴に投入するときには残渣は枯らさず、生のまま、あるいは少し水分のある状態で入れると分解が早まります。後は土をかければ微生物によって分解・発酵が進みますが、より分解を早めるなら残渣に米ぬかや発酵促進剤を入れると効果的です。
残渣を入れて米ぬかや発酵促進剤を入れ、最後に土を被せるという手順を繰り返し、数か月ほど寝かせると有機物を多く含む堆肥が出来ます。
野菜の残渣は土に混ぜて堆肥として活用しよう!
野菜を栽培して収穫すると、葉や茎などどうしても残渣が出ます。これらの残渣を焼却処分することもできますが、土に混ぜて活用すれば堆肥となるのです。
堆肥として使うと土壌改良の他に肥料成分も含まれるので、肥料のコストを抑えられます。生ゴミとして捨てずに済むので焼却されるゴミが減り、環境保全にも役立ちます。
残渣を堆肥にするためにはコンポストがおすすめです。残渣を細かく刻んで入れるだけで、手軽に堆肥が作れます。米ぬかや発酵促進材を入れて微生物を活性化させると、残渣の分解・発酵がより早く進むでしょう。
リサール酵産では、畑でもコンポストでも使用できる発酵促進材を販売しております。発酵促進材に含まれる微生物の働きによって、土壌改良のほか、家庭菜園・畑の土作りに使う堆肥をスピーディに分解・発酵させ、さらに悪臭を抑えることもできます。そして最大のメリットは、残渣などの有機物と土をかき混ぜる「撹拌」が不要なことです。また、残渣や生ゴミを活かして土作りをしながら同時に作物を栽培できることも大きな特長です。
土作りや堆肥作りに役立つカルスNC-R(発酵促進材)をお試しください。
コンポストや発酵促進剤を利用した生ゴミ・残渣の処理について
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会社名 | リサール酵産株式会社 |
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代表取締役社長 | 飯川 雅丈 |
設立 | 1986年5月20日 |
資本金 | 払込済資本金 30,000,000円(株式数600株) |
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