残渣処理はどうしている?家庭菜園や農園で残った茎や根

残渣処理は健全な畑に必須!家庭菜園の残渣処理の方法を詳しく解説します

家庭菜園をしていて収穫後に困るのが残渣処理です。残渣処理をしておかないと次の栽培に影響するので適切に処理しなければなりません。残渣処理の適切な方法を押さえておきましょう。

家庭菜園や農園の残渣を堆肥に

畑にある枯れた野菜

トマトやキュウリ、ナスなど野菜の収穫後に残る実以外の茎や葉、つる、根などの残骸物を「残渣(ざんさ)」といいます。残渣はそのままにしておくと次の栽培に悪影響を及ぼすため、収穫後は適切な処理をすることが大切です。

ここでは、残渣処理がなぜ必要なのかと、残渣の処理方法について解説します。

残渣処理はなぜ必要?

野菜の葉や茎は、柔らかくて病害虫や病原菌に侵されやすい傾向にあります。土壌病害が発生してしまうと、たとえ土の表面上の残渣を取り除いても土壌の中で生息し、翌年以降の栽培に被害を与えるおそれがあります。

例を挙げると、ナスやトマト、ピーマン、ジャガイモなどに多く発生する「青枯病(あおがれびょう)」は、土中の細菌を根などから吸い上げることによって水分や養分が通る道管が壊死し、青いまま突然萎れて枯れていく病気です。

「つる割れ病」はキュウリやゴーヤ、スイカなどのウリ科に多い病気で、土中の糸状菌(カビ)が根から侵入し、日中に葉がしおれて夜になると元気になることを繰り返しながら広がります。やがて葉が黄色に変色して枯れていきます。

また、イチゴやカリフラワー、キャベツ、小松菜、大根などのアブラナ科の野菜がかかりやすいのが「萎黄病(いおうびょう)」です。細菌または糸状菌が原因で、同じように根から浸食して下の葉から黄色に変色していき、葉や茎がよじれるなどの変形が特徴です。

病原菌の種類は数多くあり、中には土中で5年以上も生息する病原菌も珍しくありません。

家庭菜園でも病気や病害虫の対策を考えなければなりません。野菜を収穫した後に残渣処理を適切に行わないと、土中に病害虫がそのまま生存して翌年以降も野菜に影響を及ぼす可能性が高くなります。

残渣処理方法

残渣処理で最も気を付けたい点は、残渣を残さないことです。少量であれば燃えるゴミとして処分できますし、大量の残渣があっても乾きやすいものであれば焼却する方法もあります。

また、残渣を堆肥にするという方法も有効です。残渣を堆肥にする一般的な方法は、籾殻や稲ワラ、落ち葉などの有機物に、米ぬかや菜種油粕、鶏糞、硫安などの窒素肥料を混ぜ合わせていく方法です。

まず、残渣や有機物の上に土と窒素肥料を撒いて足で踏み固めながら何層も積み上げていき、水をたっぷりかけた後にビニールシートで覆ってください。そうすると1週間~10日ほどで発酵していき温度が上昇していきます。温度が60℃~80℃くらいになると残渣に残っていた病害虫が死滅し、その後温度が下がると堆肥の完成です。

堆肥を上手く作るポイントとして、堆肥には酸素が必要なので1~2週間に1度堆肥をかき混ぜ、土の中まで空気を入れるようにすると堆肥をしっかり発酵させることができます。

このとき、残渣はできるだけ細かく裁断すると、土中での分解・発酵が速く進むでしょう。

残渣を堆肥にする作業は時間と労力はかかりますが、土壌改良のために畑に還元してリサイクルしましょう。

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籠に入った人参

家庭菜園での楽しみは美味しい新鮮な野菜を作ることです。そのためには、良質な土作りが欠かせません。

残渣処理の方法には主に2つあり、残渣を畑から取り除いてゴミとして処分したり焼却したりする方法と、残渣などの有機物と窒素肥料などを混ぜ合わせて発酵させて堆肥にする方法です。

リサール酵産では、土壌改良や残渣処理には欠かせない土壌改良資材を販売しております。取り扱う製品の最大の特長は「土作りをしながら同時に作物栽培ができる」ことです。残渣などの有機物と窒素肥料を加えながら微生物資材と一緒にすき込むことで、土がフカフカな畑になるため土中で発酵させることをおすすめします。残渣をただ焼却処分するのはもったいないことです。残渣を畑に還すことで、有益な微生物を増やしながら土作りしていきましょう。

土壌改良についてお悩みの方、土作り資材をお探しの方は、リサール酵産の製品をお役立てください。

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会社名 リサール酵産株式会社
代表取締役社長 飯川 雅丈
設立 1986年5月20日
資本金 払込済資本金 30,000,000円(株式数600株)
本社住所 〒331-0812 埼玉県さいたま市北区宮原町2丁目110−12 リラ第3ビル3階
児玉事業所住所 〒367-0216 埼玉県本庄市児玉町金屋703−3
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FAX 048-668-3315
メールアドレス info@resahl.co.jp
URL https://www.resahl.co.jp
事業目的
  • 生物系土壌改良資材および発酵促進資材の製造販売
  • 畜産用悪臭対策資材および発酵促進資材の製造販売
  • 微生物の培養および応用研究と原料用微生物・酵素の製造販売
  • 緑化事業用資材および産業用(環境浄化用)資材の製造販売
  • 家庭園芸資材ならびに公害防止用資材(生ごみ処理)等の研究開発
  • 農業・畜産・水産用資材の製造販売および仕入販売

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