芝生の土作りは土壌改良から!芝生が好む土壌環境とは

芝生を育てるうえで重要なのは土壌のバランス!土壌改良前に知っておきたい最適な土壌環境とは

芝生を張る際、土作りは多くの方が気になる点です。芝生を育てるためには土台になる土壌環境の整備が欠かせません。芝生に適した土壌作りには、固相・液相・気相と呼ばれる土のバランス(三相分布)が重要です。

土壌改良前に知っておきたい芝生に適した土壌環境

所々に土が見える芝生

芝生は景観目的で植えられており、「イネ科」の植物にあたります。そのため芝生が育つ環境とは、単純に植物が育ちやすい環境と考えて問題ありません。芝生の生育に適した土壌へ改良する際は、芝生に適した環境を知っておくと土作りがしやすくなります。

芝生が好む土壌とは

芝生が好む土作りでは、「三相」の割合がカギを握ります。三相の前に、まず土を構成する物質について見ていきましょう。大きく分けると無機物と有機物の2つに分けられます。

  • ・無機物:砂や粘土など土の主となる土壌粒子
  • ・有機物:サッチ、枯芝、刈りカス、根、虫のフンや死がいなど

植物は、土に水分や空気がなければ育ちませんので、硬くなって隙間のない土は芝生にとって生育しにくい環境といえます。
次に土壌の三相分布についてです。

  • ・固相(土壌中の固形物のこと)
  • ・液相(土壌中に含まれる水分のこと)
  • ・気相(土壌中に含まれる空気のこと)

芝生をはじめ、植物が育ちやすい理想的な三相バランスは以下のとおりです。

  • ・固相:40%
  • ・液相:30%
  • ・気相:30%

固相の割合が高いと「水はけや通気性が悪い土」

液相の割合が高いと「水はけが悪い土」

気相の割合が高いと「乾きやすく保肥力がない土」

芝生が育ちやすい土にするためには、芝生を張る前に土の環境を整えることが大切です。

芝生に最適な土の種類

土は「土質」によってその種類が分けられています。土質とは土の性質のことで、「土粒子」と呼ばれる素材の含有率で土性の区分が決まるのです。芝生に最も適している土性は「砂壌土」で、手でこねても棒状にならない程度の粘度が目安となります。

砂壌土の土粒子割合は以下のとおりです。

  • ・粘土(粒径0.005mm以下):0~15%
  • ・シルト(粒径0.005mmより大きく0.074mm以下):0~15%
  • ・砂(粒径0.074mmより大きく2.000mm未満の土粒子):65~85%

また、最適とまではいえないものの、芝生に向いているのが「壌土」です。砂と粘土が半々で、手でこねれば細めの棒を作れる程度の粘度となります。

土粒子の割合は以下のとおりです。

  • ・粘土:0~15%
  • ・シルト:20~45%
  • ・砂:40~65%

場所も芝の生長に影響する

土質によって芝生の生育に向き、不向きがありますが、芝生向きではない土質だからといって育たないというわけではありません。芝生が育つためには土の環境も大切ですが、日当たりや風通し、排水性なども重要です。土質に加えて場所の条件も影響します。一度芝生を張ってしまうと日当たり等の環境を変えることができないため、土作りに力を入れることを検討してみてください。

芝生を張った後の改善も可能

芝生を植えた後から土の環境を大幅に改良することはなかなか難しいです。芝を張る前に念入りに土について調べ、最適な環境を用意することが重要です。

芝を張っている状態から土をよい環境に近づけたい場合は、土壌改良資材を用いる方法が有効です。

リサール酵産では、芝に適した土作りに活用できる「カルスNC-R」を提供しております。手間とコストを減らして芝生が育ちやすい土に改良していきましょう。

芝生を張る前に土作りと環境作りを

pointの文字が置かれた芝生

芝生はイネ科の植物で、一般的な植物が育成できる環境であれば十分に育ちます。土壌は無機物と有機物の固相、水分の液相、そして気体の気相のバランスで成り立っており、どれか1つでも偏っていると生長に影響を及ぼします。理想的な三相バランスの割合を知り、植物が育ちやすい土作りを心がけましょう。

また、三相バランスに加えて日光が当たる場所、そして風通しと排水性のよさも影響します。芝生を育てるためには土壌環境と生育環境を良くすることが重要です。1度芝生を張ってしまうと簡単には土壌改良ができないので、張る前に適した環境を準備しておくのがポイントです。

元々の土壌が悪い庭、環境条件が悪い場合は微生物資材で土壌改良するという方法もあります。リサール酵産では、芝生の土作りはもちろん、家庭菜園やガーデニングに役立つ微生物資材を取り扱っております。よい芝を育てたい方はぜひご活用ください。

▶製品案内

芝生に肥料をあたえ土作りをしていきたい方はリサール酵産まで

会社名 リサール酵産株式会社
代表取締役社長 飯川 雅丈
設立 1986年5月20日
資本金 払込済資本金 30,000,000円(株式数600株)
本社住所 〒331-0812 埼玉県さいたま市北区宮原町2丁目110−12 リラ第3ビル3階
児玉事業所住所 〒367-0216 埼玉県本庄市児玉町金屋703−3
TEL 048-668-3301
FAX 048-668-3315
メールアドレス info@resahl.co.jp
URL https://www.resahl.co.jp
事業目的
  • 生物系土壌改良資材および発酵促進資材の製造販売
  • 畜産用悪臭対策資材および発酵促進資材の製造販売
  • 微生物の培養および応用研究と原料用微生物・酵素の製造販売
  • 緑化事業用資材および産業用(環境浄化用)資材の製造販売
  • 家庭園芸資材ならびに公害防止用資材(生ごみ処理)等の研究開発
  • 農業・畜産・水産用資材の製造販売および仕入販売