カルスNC-R の分解力
カルス NC-R と一緒に生や未熟の有機物〔 粗大有機物 〕を必ず使用するよう常々
指導していますが、土作り講習会でこのような質問を多く受ける場合があります。
*バークやチップ(針葉樹・広葉樹 問わず)など硬い物でも分解はできますか?
*土中発酵と堆積発酵ではどちらの方が早く分解(堆肥化)できますか?
*カルス NC-R を使用しても分解できないほど硬い有機物はありますか?
自分が過去に経験した様々な実績から、カルス NC-R を使用すれば分解できない
有機物は基本的にありません! もちろん、米ヌカ・硫安・発酵鶏ふん・牛ふん等
炭素率 <C/N比> 調整のアレンジは行い、使用目的を確認してから指導します。
ちなみに、正月の松飾りに使っている 針葉樹の “松” でさえ窒素を添加し堆肥化
に成功していて、原形はあまり変わっていなくても触ると脆く崩れる有様でした。
これは無理だと思う硬い有機物があれば、カルス菌 で本当に分解できるかご自身
の目で直接 確認されてはいかがでしょうか?!・・・
カルス NC-R は堆積させるより土中発酵させた方が分解速度は早くなりますが、
やはり 冬より気温・地温の高い夏場の方がさらに分解力は上がります。
缶・瓶・プラスチック・ビニールなど 無機物 <不燃物> の分解は不可能です!