米ヌカの効果・効能
カルス NC-R と組み合わせする重要な材料(有機質)の一つに『米ヌカ』があります。
均一散布する際の増量材として勧めていますが、実はそれだけではなく微生物にとって
大事な役割を担う原料なので、同時施用することで相乗効果が出ると言えるでしょう!
・米ヌカは乳酸菌群にとって非常に相性が良く発酵増殖に入るときの活性材料となる。
・微生物により土中分解されれば米ヌカの成分が植物の生育や食味向上等へつながる。
・窒素:2%、リン酸:5%、カリ:1%の成分があり、他にはミネラルやビタミン類も
豊富で作物の品質や増収効果が期待できる。( カルス菌 により発酵障害を抑制。 )
過去の土作り勉強会では、トマト生産者が何を間違えたのか面積300坪のビニール
ハウスに米ヌカ 1トン散布した方がいましたが、発酵障害はなくトマトがいつも通り
収穫できたそうです。こんなに多く使用しなくてもよかったのですが・・・・・
ただし、米ヌカにはセルロース〔繊維素細胞など〕がないため、カルス NC-R のエサ
としては不適格で、生モミガラ・生ワラ類・敷料込みの 牛フン未熟堆肥を組み合わせ
するよう指導しています。もちろん、前作物の収穫残渣も一緒にすき込み可能です!
※米ヌカがどうしても確保できない場合は、代替物として他の有機質原料があるので
当社へ連絡願います。微生物資材を優位に立たせるためには素材選びが決め手です。