トピックス&コラム

岡山県のブドウ農家で見たものは…

10年以上カルスNCーRを使いつづけているMさんの圃場をお訪ねして、今までの使い方や効果についてうかがいました。
通常、野菜の土壌改良などにカルスNC-Rをお使いになる場合には、生・未熟の有機物とともにカルスNCーRを散布してロータリーで土の中にすき込むという方法になりますが、ブドウの場合にはすき込むということができません。そこで独自の使い方を地元のカルスNC-Rの取扱店様と考案して実践しておられました。
まずブドウ園の全面に大量のモミガラを敷き詰めます。その上からカルスNCーRと米ぬかを混合して散布し、潅水設備がありますので上からたっぷりと水を撒き、全体に水分の力で浸透させます。使用方法はこれだけですが、効果のほどは充分満足の結果がでているということでした。
加温ハウスの中で長年にわたり収穫し続けてきて地力も衰え収量も減った園内で、中には枯れの症状も出ていたほどだったのが、この施用で見事に回復して収穫量も品質も上出来と喜んでおられました。
毎年のモミガラ+カルスNC-R+米ぬかの施用で土がふっくらとなって、もともとは粘土質で雨が降ればべたべたになり、歩けば靴の裏にべったりと土がついてしまうような畑だったのが変わり、園内で作業をするのも楽になったことも「思わぬ効果」だったとか。
今では園内のどこでもちょっと掘り返せばミミズが見えるようになり、土が生きているという実感があるということでした。