トピックス&コラム

フラワーハウス 遊夢(ゆうむ)vol.3 室井さんの花苗生産 何よりもまず土づくりから

花苗の生産で最も重要なのが土づくりです。土づくりに充分に手を掛けて労力や資材を惜しまない、
そんな様子が伺われます。 土づくりの第一歩、まずはオカラを仕入れ、
受け入れた時点で水分調整にモミガラを混ぜます、そのままでは腐敗臭が出てくるため「かるすくん」を混ぜておきます。

次に、山から集めてくる落ち葉に先ほどのオカラと「かるすくん」を添加して発酵させ良質の腐葉土を作ります。

その腐葉土2:赤土3で混合した物が培養土の基本です。
更にそこに元肥としてカルス菌のボカシ「かおりちゃん」を加え、カリ分や微量要素、
過燐酸石灰などで調整して使用しています。 カルスNC-Rに含まれる有効な微生物が、
エサとなる有機物と共に繰り返し土に添加され働くことで、肥料成分と有機質と微生物の
豊富なバランスの良い用土となるのです。

このような土づくりをして育てる苗は、花の育ちがここまで違うものかという位違う、
と室井さんはおっしゃいます。苗を購入された方々が、家庭に帰って植えてからずっと長持ちし、
楽しめる物を作らなければならない。

価格が安くホームセンターなどの店頭に並んでいる間だけ見栄えが良いような苗を作っていては、
大切なお客様と長いおつきあいをしていくことができない、とお考えのようです。

土づくりを大切にすることが口コミで広がっているため、お客様の中には、
室井さんにご自分の花壇の土壌改良を依頼される方も出始めているそうです。

モミガラや「げんきくん」を持ち込んで、花壇の土をカルス菌の最も得意とする土中堆肥化の手法で
改良処理すると、驚くほどフカフカの土になり喜ばれるということです。