発酵促進剤を使って籾殻や残渣を堆肥化!堆肥作りは水分調整や撹拌・温度管理が重要
籾殻や稲ワラ・残渣などの堆肥化には、水分調整や撹拌・温度管理が重要!堆肥作りに発酵促進材を使用することで、発酵がより簡単でスピーディに。
堆肥化するまでの仕組み
落ち葉・残渣・稲ワラ・籾殻などといった田畑で不要になった有機物や牛糞・鶏糞・豚糞などの動物の糞尿をスムーズに堆肥化させるためには発酵促進剤を使用するのが有効です。籾殻や糞尿などは、どのような仕組み・流れで堆肥になっていくのでしょうか。
堆肥を作る材料
堆肥は、落ち葉や残渣・稲ワラ・籾殻など田畑で不要になった植物由来の有機物や、牛糞・鶏糞といった動物の排せつ物を利用して作ります。動物の排せつ物は、腸内で消化しきれなかった植物のセルロース(繊維質)も含まれています。
微生物の活躍
籾殻や牛糞が堆肥になるには、微生物が活躍する「発酵」が欠かせません。発酵により微生物の働きが活発になり、有機物が分解されることで多種多様な微生物が増殖していきます。堆肥化の流れは以下のとおりです。
- 糸状菌(カビ)が炭水化物やデンプンを分解し、糖に変える
- 糖が作られたことにより、多種多様な微生物が増殖し発酵熱が出る
- 糸状菌は高温に弱いため、50~60℃以上になると糸状菌は生息しにくくなり、高温性かつ好気性の放線菌が増える
- 放線菌がセルロース(繊維質)を分解
- セルロース(繊維質)の分解が終わると温度が徐々に下がり、次に分解が難しいリグニンの分解が始まる
- 分解された有機物は乳酸菌や酵母菌がアミノ酸等に変えて発酵の仕上げを行う
温度管理~堆肥化の条件1~
発酵中の堆肥は、活動している微生物によって温度が変わり、温度が上昇すると堆肥に混じっている雑草の種子や家畜の糞尿由来の病原菌が死滅します。発酵温度が上昇すると80℃以上になってしまうことがあります。ですが、温度が高くなりすぎると窒素が大気中に放出されてしまい栄養分が低い堆肥になってしまいます。
炭素率の調整~堆肥化の条件2~
堆肥を上手く発酵させるためには有機物と窒素のバランスが大切です。籾殻や稲ワラ・剪定枝のように固くて分解されにくい有機物は、分解する過程で微生物は多量の窒素を使います。有機物に含まれる炭素(C)を窒素(N)で割った値を「C/N比」といい、炭素の割合が高くなるほどC/N比は高くなるのです。
堆肥化が十分に進んでいない未熟な堆肥を使ってしまうと、土壌の窒素を消費してしまうため、作物が生育不良になることが考えられます。
水分と空気のバランス~堆肥化の条件3~
適度な水分がないと微生物は活動できません。水分量の多い牛糞を材料とする場合には、樹木の皮であるバークやおがくず(おが粉)などで水分量を調整し、切り返しやエアレーションで堆肥に空気を送りながら発酵させていきます。
籾殻や稲ワラなどC/N比の高い材料で堆肥を作る際は、発酵促進剤を上手に利用することで初心者の方でもスムーズに堆肥化させることができます。
発酵促進材で籾殻や残渣を堆肥化!初心者の方でもスムーズに堆肥作りができる
発酵促進材は、籾殻や残渣などで堆肥を作る際に便利です。堆肥は、籾殻や稲ワラなど田畑で不要になった植物由来の有機物や、牛糞・鶏糞といった動物の排せつ物を、微生物の力を借りて発酵させて作ります。発酵過程では、糸状菌や放線菌などの微生物が粗大有機物を分解して、様々な微生物がバトンタッチしながら堆肥化が進みます。
発酵の際に温度が上昇すると、堆肥に混じっている雑草の種子や家畜の糞尿由来の病原菌を死滅させる効果があります。しかし、堆肥の温度が高くなりすぎると窒素が大気中に放出されてしまい栄養分が低い堆肥になってしまいます。
堆肥化が十分に進んでいない未熟な堆肥を使ってしまうと、土壌の窒素を消費してしまうため、作物が生育不良になることが考えられます。
堆肥をしっかり発酵させるためには時間も手間もかかります。その点、発酵促進材を使用すれば、堆肥作り(コンポスト)が初めての方も簡単に堆肥を作ることが可能です。
リサール酵産では、家庭菜園やガーデニングの土作りに役立つ発酵促進材・微生物資材を販売しております。良質な堆肥作り・土作りのためにリサール酵産のカルスNC-Rをぜひご利用ください。
コンポストや発酵促進剤を利用した生ゴミ・残渣の処理について
発酵させ腐葉土にする促進剤のことについて知りたい方はリサール酵産へ
会社名 | リサール酵産株式会社 |
---|---|
代表取締役社長 | 飯川 雅丈 |
設立 | 1986年5月20日 |
資本金 | 払込済資本金 30,000,000円(株式数600株) |
本社住所 | 〒331-0812 埼玉県さいたま市北区宮原町2丁目110−12 リラ第3ビル3階 |
児玉事業所住所 | 〒367-0216 埼玉県本庄市児玉町金屋703−3 |
TEL | 048-668-3301 |
FAX | 048-668-3315 |
メールアドレス | info@resahl.co.jp |
URL | https://www.resahl.co.jp |
事業目的 |
|