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畑の水はけが悪い!?微生物資材による土壌改良がお悩み解決します

畑の水はけが悪くて、苗が育たない……そんなお悩みはありませんか?実は水たまりができる、ぬかるむ、作物の根が弱るといった悩みはすべて、「土づくり」で解決できる問題です。特に近年注目されているのが微生物資材による土壌改良です。微生物のパワーで粘土質の土もふかふかに変わり、水はけ問題を根本から改善できます

この記事では、水はけが悪くなる原因から、微生物でどう改善できるのか、そして実際の使用手順まで解説します。きっと劇的な変化が起こるはずです。

■目次

この記事のポイント

  • 水はけが悪くなる主な原因は「粘土質」「団粒構造の欠如」「有機物の未分解」の3つ
  • 微生物は土を団粒化し、水や空気の通り道をつくることで、水はけ改善に絶大な効果が期待できる
  • 微生物資材は、土壌改良を効率化し、農作物の生育環境を根本から改善する有力な手法
  • 植え付けの1~2週間前に施用するともっとも効果を発揮する
  • 実際の使用事例では、長年の連作被害や残さ問題の改善が報告されている
  • 微生物資材による土づくりは初心者でも始めやすく、化成肥料の削減や持続的な畑づくりに貢献

はじめに|畑の土壌は「水はけ」が命!

農作物を育てるうえで欠かせないのが水はけです。水が溜まり続ける土では、根が酸素不足に陥り、根腐れや病気の発生につながります。逆に水はけが良い土は、余分な水だけを排出しつつ、必要な水分はしっかり保持できる理想的な状態となります。

そのため、水はけが悪化している畑は、作物の育ちが遅くなり、収量や品質にも悪影響が出てしまいます。この記事では、その原因と改善の近道を、なるべくわかりやすくお伝えしていきます。

【要チェック✓】土壌の水はけが悪い「3つの原因」

【要チェック✓】土壌の水はけが悪い「3つの原因」

水はけの悪さには必ず理由があります。畑を改善するためにはまず、その原因を知ることが重要です。ここからは代表的な3つの原因を分かりやすく整理します。

原因①粘土質の土壌であること

粘土質の土は粒子が非常に細かく、隙間が少ないため水も空気も通りにくいという特徴があります。手で握ると固まり、水分を含むとベタつき、乾燥するとカチカチに固まるのが典型的な症状です。そうなると水はけが悪くなるだけでなく、根が伸びるスペースも制限され、作物は根を深く張れずに生育が停滞しがちです。また、酸素不足が続くと、病原菌が増えやすい環境にもなります。

「雨が降るとぬかるむ」「乾くとヒビ割れる」といった畑は、粘土質土壌の可能性が高く、改善には土壌構造の根本的な見直しが必要になります。

原因②団粒構造ができていないこと

土がゴロゴロと粒状にまとまり、適度な隙間を持っている状態を「団粒構造」と呼びます。これが形成されている土は、空気や水がスムーズに通り、水はけも水持ちも両立できる理想的な形です。

しかし、耕し過ぎや化成肥料・土壌消毒剤の多用、土壌有機物の減少などにより、団粒構造が壊れると、土が細かい粉のように締まりやすくなり、排水性が低下します。

見た目では分かりづらいですが、「水たまりができる」「踏むと硬い」「根が浅くなる」と感じられる場合、団粒構造が欠けている可能性があります。ここにも改善のヒントがあります。

原因③有機物が分解しきれていないこと

堆肥や残さなどの有機物は、植物の栄養源として欠かせません。しかし、分解されないまま残ってしまうと逆効果です。腐敗し、土が締まり、水の流れが悪くなってしまいます

植物は本来、無機栄養素しか吸収できません。有機物は微生物により分解されて初めて、作物が吸える形になります。

つまり、分解が遅いということは「土壌微生物の働きが弱い」サイン。水はけ悪化と同時に、肥料成分がうまく使われず、生育不良の原因にもなります。

「3つの原因」改善のカギは微生物!

「3つの原因」改善のカギは微生物!

水はけ悪化の原因を根本から改善するには、土壌微生物の活性化が欠かせません。以下でその理由をわかりやすく解説します。

①粘土質の土壌を改良できる

粘土質の土は粒子が小さいため、ぎゅっと密着しやすく、空気の通り道がありません。そこで活躍するのが微生物です。

微生物は、粘土粒子と有機物を結びつけて小さな塊状(団粒)へと作り変えていきます。この団粒が増えると、水の抜け道と空気の通気路が生まれ、粘土特有のベタつきや過湿状態が劇的に改善します

また、長年のあいだ固いまま放置された土でも、微生物の活動を継続することで、ふかふかで根が深く伸びる土へと徐々に変化していきます。

②団粒構造を作り出せる

土壌の水はけや通気性に直結するのが団粒構造の有無です。微生物は、有機物を分解する際に粘着性物質を生成します。これが細かな土粒子を適度にまとめ、大小のすき間(孔隙)がある団粒をつくりだします。この孔隙こそが、水がスムーズに抜ける排水路となり、同時に空気の通り道にもなるのです。

さらに、

  • 雨の後でもベタつかない
  • 乾燥しすぎない
  • 根が酸素を吸いやすくなる
  • 肥料分が流亡しづらい

という、理想的な土壌環境を整えてくれます。

また、団粒構造は一度できると崩れにくく、耕作を繰り返しても改善効果が持続します。微生物による土づくりは、単なる“その場しのぎ”ではなく、畑の未来を守る根本改善といえるのです

③有機物の分解で大活躍

土中に入った有機物は、すぐに肥料になるわけではなく、微生物が分解してはじめて養分として植物に届きます。

土の中の微生物が多くなれば、

  • 有機物の分解が早くなる
  • 悪臭やガスの発生を防げる
  • 未熟な有機物が水はけを阻害するのを防げる

といったメリットが得られます。

「有機物→団粒化→水はけ改善」のサイクルを回す原動力こそ、微生物の働きなのです。

微生物資材による土壌改良が畑の水はけを良くする

ここまでご紹介してきた微生物の働きを、最短距離で畑に取り入れる方法が「微生物資材」です。堆肥などに自然に含まれる微生物とは異なり、微生物資材には、水はけ改善に効果的な微生物が高濃度かつバランスよく配合されているという特性があります

そのため初心者でも失敗しづらく、すぐに効果を実感できるのが魅力です。ここからは、微生物資材の特徴と具体的な効果について、もう少し詳しく見ていきましょう。

微生物資材とは?

微生物資材とは、土壌環境を改善する有用微生物を集中的に補給するための製品で、「善玉菌の集合パック」のような存在です。糸状菌・放線菌・乳酸菌・光合成細菌などが含まれており、それぞれが土の団粒化を促す、有害菌の活動を抑える、有機物を素早く分解するといった役割を果たします。

さらに、以下のような効果が期待できます。

  • 土壌の物理性を改善(水はけ・通気性改善)
  • 化成肥料の効率アップ
  • 連作障害の抑制
  • 作物の根張りを強くする
  • 病害リスクの低減

自然の力で改善するため、化学的な副作用も少なく、持続性の高い本質的な土づくりが実現します。まさに「畑の免疫力を底上げする存在」といえるでしょう。

実感!微生物資材による効率的な土壌改良効果

実際に使用することで、次のような改善が確認されています。

  • 土がほぐれて鍬が入りやすくなる
  • 水が短時間で抜けるようになる
  • 雨の後でもぬかるみが減る
  • 根が深く伸び、株がしっかり育つ
  • 肥料の吸収効率が高まり、収量アップ
  • 残さの分解が速くなる

特筆すべきは団粒構造の増加です。水はけと水持ちが両立するため、乾燥時も過湿時も状態が安定し、作物のストレスが大幅に軽減されます。また、微生物は悪玉菌の勢力を抑えるため、病害リスクも自然に低減され、根が強く、健康に育つ土へ導きます。

わずかな投資で、長年の悩みが改善されるケースも多数報告されており、環境に負荷をかけずに畑のポテンシャルを最大化できるのが最たる魅力です。

水はけを良くする土壌改良の作業手順|微生物資材の使用方法を解説!

水はけを良くする土壌改良の作業手順|微生物資材の使用方法を解説!

ここからは、微生物資材を実際に使用して水はけを改善する具体的な手順を解説します。とはいえ、難しい作業は一切ありません。植え付けの1~2週間前に実践することで、微生物が活性化し、団粒化の進んだ理想的な土壌が整います。特に粘土質の強い畑や、残さが多く残る畑に大きな効果を発揮します。

また、作付け時・追肥時にも追い散布することで、微生物の働きが持続し、土壌環境の安定につながります。さっそく手順を見ていきましょう。

手順1:畑を鍬で耕起する

まずは、固くなった表層をほぐし、微生物の活動しやすい環境をつくります。深さ20〜30cmを目安に鍬を入れ、空気を含ませるように耕すのがポイントです。

耕起することで、

  • 土が柔らかくなる
  • 酸素が土中に供給される
  • 微生物が活性化しやすくなる
  • 有機物や資材が混ざりやすくなる

といった効果が得られます。

特に長年耕していない畑では、地表近くに硬盤層ができている場合が多く、水はけ悪化の大きな原因になっています。耕しながら硬い層を崩し、微生物が働ける土の環境を整えていきましょう。

手順2:残さや堆肥などの有機物を用意する

微生物資材を効果的に使ううえで欠かせないのが「エサ」となる有機物です。堆肥や残さが不足していると微生物の力が十分に発揮されず、団粒構造の形成も遅れてしまいます。

野菜残さ・米ぬか・堆肥などの有機物を適度な量畑全面に散布し、次の工程で微生物としっかり混ざるよう準備しましょう。微生物が元気になるほど、土は早く変化しはじめます。

用意すべき有機物の種類一覧

おすすめの有機物と特徴を簡単に表で整理しました。基本的には、どれかに偏るのではなく、複数の有機物をバランス良く混ぜるのがおすすめです

有機物の種類 主な原料 特徴
牛馬糞堆肥 牛や馬の糞 繊維質が豊富で、土壌の物理性を改善します。窒素、カリウム、リンのバランスが良いのが特徴です。
豚・鶏糞堆肥 豚や鶏の糞 分解が早く、即効性が期待できます。でんぷんやたんぱく質を多く含み、栄養素には偏りがある場合も多いです。
バーク堆肥・腐葉土堆肥 樹木の皮(バーク)、木の葉や枝(腐葉土)など 土の保水性や保肥性を高める効果があります。多量に施しても問題ありません。
もみ殻 米のもみ殻 そのまま土に混ぜることで、通気性や排水性を改善します。燻炭化(炭にすること)して使用する場合もあります。
残さ 収穫後に残った野菜の葉や根、茎などの切れ端。 豊富な繊維質を含んでおり、微生物の力で団粒構造を作るための有用な栄養分へと生まれ変わります。
生ごみ(塩分を含まないものに限る) 野菜や果物の破片や卵の殻など。 微生物の働きにより、土壌の微生物をより活発にする栄養源として非常に有用です。

手順3:有機物と微生物資材を土にすき込んで混ぜる

有機物を撒いたら、微生物資材を全体に均一になるよう散布します。その後、もう一度しっかり耕して、土とよく混ぜ合わせてください。

ポイントは以下の3点です。

  • 表層だけに偏らないよう30cm程度まで混ぜる
  • 未分解の有機物が多い場合は特に丁寧に
  • 作業後は乾燥させすぎない

微生物と有機物が密に触れ合うことで、分解が一気に進み、団粒構造が形成されやすくなります

手順4:水をやりながら効果を観察する

混ぜ込み後はたっぷりと水を与えることで、微生物活動が一気にスタートします。水分は微生物にとって命であり、乾燥は活性低下につながります。以下のポイントを意識しましょう。

  • 数日おきに土を触って状態を観察
  • 表面だけでなく内部の湿り具合も確認
  • 時間があるときは軽く耕し、空気を供給する

土の色が濃くなり、しっとりとほぐれやすい感触になってきたら改善が進んでいる証拠です

また、分解が進むと土のにおいも変わります。土らしい発酵の香りがしてきたら、微生物が土壌内でしっかり働きはじめたサインです。焦らず、少しずつ変わる土の様子を楽しんでください。

製品紹介:リサール酵産の複合微生物資材・カルスNC-R 10kg

リサール酵産の複合微生物資材・カルスNC-R 10kg

土づくりの強い味方としておすすめしたいのが、リサール酵産が販売する複合微生物資材「カルスNC-R10kg」です。多種多様な微生物をバランス良く含んでおり、有機物の分解促進に長けた菌群が、残さや堆肥をスムーズに腐熟させ、水はけ改善の鍵である団粒構造の形成を後押しします。さらに、連作障害の予防や、化成肥料の依存削減にも貢献。粘土質土壌の改善例も多く報告されています。

カルスNC-Rは畑・園芸どちらにも使用でき、使い方が簡単で初心者でも始めやすく、しかも土の力を底上げする持続的な改善効果が期待できます。プロ農家から家庭菜園ユーザーまで、幅広く支持を集めている微生物資材です。

「カルスNC-R 10㎏」の使用事例

ここからは、実際にカルスNC-Rを利用されている農家の方の声を紹介します。水はけ改善・土の再生に成功した実例をぜひ参考にしてください。

石川県
大玉トマト栽培

トマトを40年以上連作、25トンの収穫

カルスNC-Rを40年以上使い、土壌消毒に頼らず大玉トマトを連作しています。10aあたり25トンという安定収量を維持できているのは、この土作りのおかげです。これからも基本として使い続けます。

また、YouTubeでは残さの分解速度に驚いた声も寄せられています。

2023.10.03
ひろちゃん農園様 【これは驚き!残さを超絶時短で分解する!】カルスの威力【虫も分解・・・】

リサール酵産が直接畑に訪問しカルスNC-Rについて質問・疑問に回答します。虫の駆除には耕運機での傷つけが効果的!?傷ついた虫はカルスNC-Rの餌になり分解される!

「微生物資材による土壌改良と水はけ」に関するよくある質問

微生物資材の使用にあたって、よくいただく質問をQ&A形式でまとめました。気になる疑問を解消して、安心して土壌改良を始めてください。

Q1:粘土質の畑で微生物資材を使う場合、どのくらいで水はけの変化を実感できますか?

A1:土が柔らかくなるという感触を比較的早く実感できます。しかし、水はけが明確に改善されるまでには、数か月、長い場合は1年程度の継続的な使用が必要です。粘土質改善は積み重ねが鍵です。

Q2:土を深く耕さずに、微生物資材を表面に撒くだけでも土壌改良効果はありますか?

A2:表層に撒くだけでも一定の効果はありますが、有機物と混ざってこそ最大の効果を発揮します。特に初回の施用時は深く耕し、微生物が土の奥まで行き渡る環境を作りましょう。

Q3:微生物資材を使って土壌改良した場合、化成肥料や消毒剤の使用を完全にやめても大丈夫ですか?

A3:いきなりゼロにするのではなく、微生物資材を土づくりの軸にしながら、必要に応じて化成肥料や消毒剤を併用し、徐々に依存度を下げていくのがおすすめです。

Q4:市販の腐葉土や堆肥にも微生物は含まれていますが、資材を使うメリットは何ですか?

A4:腐葉土・堆肥は微生物のエサとして非常に大切ですが、含まれる菌種や量が不明確です。目的に合った有用菌を高濃度で確実に投入できることこそ、微生物資材を使う最大のメリットです。

Q5:水はけの悪い土を改良する際、砂を混ぜるという方法はどう評価しますか?

A5:砂は一時的な排水改善には有効ですが、土が団粒化しないままだと砂粒間を粘土が埋めてしまい、最終的に水はけ悪化につながることがあります。砂を使う場合でも、微生物による団粒形成とセットで活用することが重要です。

まとめ:微生物資材で効果的に土壌改良し、水はけのよい土を実現しよう

微生物資材で効果的に土壌改良し、水はけのよい土を実現しよう

水はけ改善の鍵は、土の構造を根本から変えることです。微生物は、有機物を分解して団粒構造をつくり、粘土質や過湿土壌をふかふかに再生してくれます微生物資材を上手に活用すれば、初心者でも効果的な土づくりが可能です。

植え付けの少し前からじっくり取り組むことで、根が元気に伸び、病気に強く、収穫量・品質の向上にもつながります。ぜひ今日から、微生物の力を借りた水はけ改善を始めてみましょう。