アルカリ性の土壌改良には微生物!石灰を撒きすぎた土の酸度中和方法を解説

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「酸性土壌はダメ」と聞いて、毎年のように石灰を撒いていませんか。実は良かれと思って過剰に石灰を撒き続けた結果、土がアルカリ性に傾いて葉の黄化や生育不良といった“別の不調”を招くことがあります。

しかし、心配する必要はありません。石灰を撒きすぎてしまっても挽回する方法はあります。この記事では、一般的な資材(ピートモス等)に加え、緑肥で余分な成分を吸い出してカルスNC-Rで分解して土に還すという、マイナスをプラスに変える方法を、手順つきでわかりやすく解説します。

■目次

この記事のポイント

  • 日本の土は本来酸性化しやすい一方で、石灰の入れすぎで簡単にアルカリ性へ傾く(「とりあえず石灰」に要注意)。
  • 土がアルカリ性になると、鉄・苦土・ホウ素などの欠乏症が出やすく、葉の黄化や白化などの不調につながる。
  • 不調があるときは、まずpH測定で数値化。家庭菜園の理想はpH6.0〜6.5。pH7.0以上はアルカリ性。
  • 土の改良は「石灰ストップ」「酸度を下げる資材(ピートモス/粉末硫黄)」「緑肥のクリーニング」が基本の3本柱。
  • おすすめは、イネ科緑肥→カルスNC-R+米ぬか→土中発酵の流れ。アルカリ性を中和しつつ、土がふかふかに。
  • アルカリ性の改良で焦りは禁物。微生物の力を活かすと、作付けまでの待ち時間を短縮しやすくなる。

なぜ土壌が「アルカリ性」に傾くのか?

「日本の土は酸性になりやすい」と言われるのに、なぜ家庭菜園ではアルカリ性に転じてしまうのでしょうか。特に多いのが、酸性を怖がって毎年続けてしまう石灰の過剰施用。さらに都市部では、コンクリート由来の成分が土に影響するケースもあります。まず「土は酸性が基本」という前提を押さえた上で、アルカリ化の落とし穴を考えていきましょう。

日本の土壌は本来「酸性」化しやすい

前提として、日本の土は世界的に見ても酸性に傾きやすい条件が揃っています。その大きな要因は雨の多さです。降雨によって土の中のカルシウムやマグネシウムなど、いわゆる塩基類が流れ出ると、土は自然と酸性寄りになります。また、火山灰土壌が広い地域では、もともと酸性になりやすい性質を持つ土も少なくありません。さらに、肥料の種類や使い方によっても酸性化は進みます。

ここまで聞くと「やっぱり石灰を撒かないと」と思いがちですが、実はこれが落とし穴になることがあります。石灰を毎年“勘で”入れると、中性を通り越してアルカリ性に傾くことがあるのです。「とりあえず石灰」の危うさを見ていきましょう。

「とりあえず石灰」というセオリーの落とし穴

「とりあえず石灰」というセオリーの落とし穴

家庭菜園では「土は酸性になりやすい」「野菜は弱酸性〜中性が良い」という知識が広く知られています。その結果、土づくりの合言葉のように「とりあえず石灰」が定着しました。もちろん、酸性が強い土では石灰は有効です。問題は、pHを測らないまま毎年同じ量を撒くこと、そして「多めなら安心」と考えてしまうことです。

石灰は酸を中和する力が強く、効きはじめるとpHが上がります。適量なら土を整えますが、過剰に入れると、理想のpH(6.0〜6.5)を超えてpH7.0以上のアルカリ性に傾き、今度は微量要素の吸収が悪くなります。石灰投入が、別の欠乏症を呼ぶ結果になりかねないのです。

もし去年も撒いた、一昨年も撒いた、追い石灰もした……という状況なら、まずは落ち着いて測ってから直すという方向へ切り替えましょう。

都市部の「コンクリート」が土をアルカリ性に!?

アルカリ化の原因としてまず考えられるのは石灰の撒きすぎです。ただし、石灰をほとんど使っていないのにアルカリ性が疑われる場合、とりわけ都市部ではコンクリートの影響もあり得ます。ブロック塀に囲まれた場所セメント片が混ざった土コンクリートの近くなどでは、アルカリ成分が溶け出し、土壌pHが高くなるケースがあります。「石灰を撒きすぎていないのに不調」というときは、この可能性も頭に置いてください。

土がアルカリ性になるとどうなる?判断基準とリスクの解説

アルカリ性の土壌改良を進めるには、まず「今の土がどれくらいアルカリ性なのか」を把握することが欠かせません。そこで出てくるのがpH(土壌酸度)です。pHは酸性・中性・アルカリ性を数値で示す指標で、一般的にpH7.0が中性それより高いほどアルカリ性が強くなります。

土がアルカリ性になるとどうなる?判断基準とリスクの解説

家庭菜園で多くの野菜が育ちやすいのは、だいたいpH6.0〜6.5。一方で、pH7.0以上になると微量要素の吸収が落ち、欠乏症が起きやすくなります。ここからは、サインの見方・測り方・アルカリ性に強い植物/弱い植物について解説します。

アルカリ性土壌が招く欠乏症のサイン

アルカリ性土壌が招く欠乏症のサイン

アルカリ性に傾いた土では、鉄・苦土(マグネシウム)・ホウ素などの吸収がうまくいかず、いわゆる欠乏症が出やすくなります。たとえば、葉脈を残して葉が黄化する葉が白っぽく抜ける赤褐色の斑点が出る、といった症状です。園芸では「酸性の土壌ではアジサイが赤く咲く」という現象が有名です。アルカリ寄りだと色味が変わることもあります。

ただし欠乏症は「土がアルカリ性かもしれない」サインにはなりますが、症状だけで断定はできません。だからこそ、pHを測って土の状態を正しく確認しましょう。

家庭菜園でも手軽にできるpH測定の基本

欠乏症のサインがあったり、「明らかに石灰を散布し過ぎたかも」と感じたりする場合は、実際にpHを測ってみるのがおすすめです。数値で把握できれば、具体的な方策が見えてきます。家庭菜園では、一般的に土壌酸度計やpH試験紙・試験液を用いて測定を行います。いずれもホームセンターなどで手軽に入手可能です。

土壌酸度計(pHメーター)は土に直接差し込む簡易タイプと、土と水を混ぜた液を測る比較的精密なタイプがあります。pH試験紙・試験液は採取した土を水に混ぜ、上澄み液のpHを測ります。測定のコツは、複数箇所で測ること土に水を加えすぎないことです。pH値の基準を下表にまとめました。

pH範囲 土壌の状態 注意点・特徴
pH 4.5以下 強酸性 多くの野菜は生育不良。アルミニウムが溶け出し、根に悪影響。
pH 4.5〜5.5 酸性 ホウレンソウ・キャベツなどは育ちにくい。リン酸の吸収が低下。
pH 5.5〜6.0 弱酸性 石灰での中和を検討。カルシウム・マグネシウム不足が起きやすい。
pH 6.0〜6.5 弱酸性〜中性 最もバランスが良い。家庭菜園の理想的な範囲。
pH 6.5〜7.0 中性 アルカリ寄りになると微量要素の吸収が低下することも。
pH 7.0以上 アルカリ性 多くの野菜は育ちにくい。鉄欠乏(クロロシス)が起きやすい。

数値で把握できれば、石灰を勘で入れて失敗するといったリスクが減ります。なお、地域によっては土壌診断サービスが実施されている場合もあります。

アルカリ性でも育つ植物一覧

アルカリ性が必ずしも「即アウト」というわけではありません。むしろ作物によっては、病害を防ぐ観点から“ややアルカリ寄り”がプラスに働く場合もあります。下表のとおり、ほうれん草とアスパラガスはアルカリ性を好む作物の代表格です。また、ニンジン・大根・キャベツなどは、土の状態によっては病害(例:根こぶ病)対策としてアルカリ寄りにすることもあります。

分類 野菜名 特徴
アルカリ性土壌と相性のいい作物 ほうれん草 アルカリ性土壌を好み、大きく育つ
アスパラガス アルカリ性土壌を好み、大きく育つ
ニンジン アルカリ性土壌で根こぶ病が防がれ、肉厚になる
大根 アルカリ性土壌で根こぶ病が防がれ、肉厚になる
キャベツ アルカリ性土壌で根こぶ病が防がれ、色鮮やかに育つ
アルカリ寄りでも比較的育つ作物 エンドウ豆・ソラマメ 中性寄りを好む
ナス アルカリ性土壌にも適応できる
トマト アルカリ性土壌にも適応できる
ラベンダー・ローズマリー アルカリ性土壌にも適応できる
アーティチョーク 地中海原産で石灰質に強い
イチジク 石灰質土壌に強い

ただし、大事なのは「適度」であること。著しくアルカリ性に傾いている(目安としてpH8.0近い/超える)場合、どんな作物でも生育は難しくなります。いずれにしてもpHを測定し、上がり過ぎているなら改良が必要です。

アルカリ性に弱い植物一覧

一方で、日本の土壌が酸性寄りであることもあり、酸性〜弱酸性を好む作物は少なくありません。こうした植物はアルカリ性に傾きすぎると、病害が出やすくなったり、生理障害で実がつきにくくなったりします。

分類 野菜名 特徴
アルカリ性に著しく弱い作物 ジャガイモ アルカリ性土壌によってそうか病になりやすくなる
ブルーベリー 酸性を好む分、アルカリ性土壌では育たない
アルカリ性に弱い作物 クリ アルカリ性では生理障害を起こし、葉が黄色くなって実がつかない
サツマイモ アルカリ性土壌によって立枯病になりやすくなる
スイカ アルカリ性土壌によってマンガン欠乏症が出やすくなる。
ショウガ アルカリ性土壌だと生育が極端に悪くなる
ラッカセイ 弱酸性を好み、葉が変色し、実の入りが悪くなる可能性がある
ピーマン・シシトウ 弱酸性を好み、根張りが悪くなり、スタミナ切れが起きやすくなる

特に覚えておきたいのがジャガイモブルーベリーです。ジャガイモはアルカリ性だとそうか病が出やすく、ブルーベリーは酸性を強く好むため、アルカリ性土壌では育ちにくい(ほぼ育たない)代表例として挙げられます。

「毎年石灰を撒いているのにジャガイモの肌が荒れる」「ブルーベリーに元気がない」という場合、アルカリ性を疑ってpH測定をおすすめします。他にも以下のような作物があります。

アルカリ性になった土の土壌改良・中和方法

ここからは実践編です。土壌改良の基本は、まず「原因を止める」こと。その上で、①資材で酸度を下げる②植物(緑肥)に余分な成分を吸い出させる、という流れで整えていきます。ここでは改良方法を3つに分けて紹介します。

石灰の施用は今すぐストップ

土がアルカリ性に寄りすぎているなら、まずやるべきことはシンプルです。石灰の施用は今すぐストップしましょう。石灰はアルカリ化の主要因であり、原因が続けば改良が進みません。

「いつもどおり撒く」「念のため追加する」をやめ、まずpHを測定して現状把握、そのうえで、必要なら次の対策へ進む、という順番が失敗しないコツです。「止血」ができて初めて、土は落ち着いていきます。

酸度を下げる資材「ピートモス」「粉末硫黄」

一般的な中和方法として、酸度を下げる(酸性側へ寄せる)資材を利用する方法があります。代表的なのが無調整ピートモスです。ピートモスには「酸度調整済み」と「未調整(無調整)」があるため、アルカリ性対策では無調整を選ぶのがポイントです。酸度を下げるだけでなく、土の物理性(ふかふか感)を整える土壌改良効果も期待できます。

もう一つが粉末硫黄(硫黄華)です。これは効果が出やすく、pHを確実に動かしたい場合によく利用されます。ただし、資材の扱い方や量を誤ると急激な変化を起こしやすいので、使用時は注意が必要です。

いずれの方法も、「一気に戻す」より「測りながら少しずつ」が基本です。アルカリ性の土は焦るほど失敗しやすいので、必ずpH測定→少量施用→再測定のサイクルで進めましょう。

イネ科「緑肥」のクリーニング

イネ科「緑肥」のクリーニング

今回、特におすすめしたいのがイネ科の緑肥を使った“クリーニング”です。土の中に残った余分な石灰分や肥料分を緑肥に吸ってもらうことで、土を弱酸性〜中性へ戻しやすくする方法です。いわば、土の中の過剰成分を「植物の体」に一旦移し替える発想です。

緑肥にはさまざまな種類がありますが、アルカリ性対策ではイネ科(大麦・エンバク・ソルゴーなど)が主流です。生育が旺盛で、根もよく張り、土の中から成分を吸い上げる力が強いからです。そして、吸い上げたものを“捨てる”のではなく、次章の方法でご紹介するカルスNC-Rを使って分解し、土へ還すことで、土壌改良にもつながります。

アルカリ性土壌の改良には時間がかかる

酸性を中和してpHを上げるのに比べて、アルカリ性を下げて戻すのは、どうしても時間がかかりやすいと言われます。アルカリ成分は土の中に残りやすく、急激に下げようとすると別のトラブル(急変による生育不良や微生物環境の乱れ)を招きやすいからです。

だからこそ「焦らない」が正解です。pHは一度で理想に合わせるのではなく、少しずつ寄せて安定させるもの。緑肥を育てる期間も含めて、土が落ち着くのを待つ工程が必要になります。

微生物資材を上手に使えば、緑肥の分解が進みやすくなり、作付けまでの待ち時間を短縮できる可能性があります。次章では、緑肥×微生物で「中和」と「土づくり」を同時に進める手順を、具体的に解説します。

手順まるわかり!緑肥と微生物を利用するアルカリ性土壌の中和

ここからは、先ほどご紹介した中和方法のうち、「緑肥+カルスNC-R」の手順を詳しく解説します。ポイントは、緑肥で土の余分な成分を吸い上げて“掃除”し、その緑肥を土へ戻す際に微生物の力で分解・発酵させることです。

カルスNC-Rは土に直接微生物を補い、分解を後押しする複合微生物資材です。緑肥と一緒に活用すると、アルカリ性を中和するだけでなく、団粒化が進んだふかふかの土へ近づけます。

STEP1:緑肥(イネ科)の種子を撒く

緑肥の種まきは、目安として3月下旬〜4月上旬が適期です(地域差はありますが、気温が上がり始めるタイミングが育てやすいです)。ここで重要なポイントが2つあります。

1つ目は、目的が「クリーニング」なので、基本は無肥料で育てること。土の中に残っている過剰成分を、緑肥自身に吸い上げてもらうのが狙いだからです。追肥をしてしまうと「掃除」ではなく「追加」になってしまいます。

2つ目は、緑肥の種類です。緑肥にはマメ科(クローバー等)やアブラナ科もありますが、今回の“土壌リセット”ではイネ科が有利です。理由は、①生育が旺盛で根量が多く、土中の成分を吸い上げる「吸肥力」が高いこと、②繊維質が多く、分解後に腐植が残りやすく、石灰でカチカチになった土を物理的にほぐしやすいこと。種はホームセンターや園芸店でも入手しやすく、家庭菜園でも始めやすい方法です。

STEP2:育つまで待つ(クリーニング期間)

種を撒いたら、あとはしばらく育つまで待ちます。目安は緑肥が1m程度に育つまで。この期間が、土の中をクリーニングしている時間です。緑肥が成長するほど、根が広く張り、土中の余分な石灰分や肥料分を吸い上げやすくなります

途中で枯らさない程度に水やりは必要ですが、ここでも「過保護」は不要です。目的は“肥やす”ではなく“吸い出す”。だからこそ、無肥料でしっかり育てることがポイントになります。

STEP3:刈り取って刻み、その場に倒す

十分に育ったら、緑肥を刈り取ります。ここで大事なのは、刈り取った茎や葉を畑の外に持ち出さないことです。今回の狙いは、緑肥が吸い上げた成分を「捨てる」ことではなく、微生物の力で分解し、土へ還して「土を良くする」ことにあります。

刈り取った緑肥は、その場で細かく刻むのがコツです。刻むほど表面積が増え、微生物が分解しやすくなります。大きいままだと分解に時間がかかり、土中でのムラや未分解が残りやすくなります。刻んだら、その場に倒して“マルチ”のように広げ、次のステップで微生物とエサを入れて、分解のスイッチを入れます。

STEP4:ここでカルスNC-Rと米ぬかを散布

刻んだ生の緑肥の上から、カルスNC-Rと、微生物のエサとなる米ぬかをまんべんなく散布します。カルスNC-Rは分解を進める微生物を補い、米ぬかはその働きを加速させる“燃料”の役割を果たします。散布後は鍬やスコップでよく混ぜ込み、水を与えて土中の水分を整えましょう

この工程で得られる効果は分解だけではありません。緑肥が土にすき込まれて微生物が分解する過程では、有機酸が生まれ、アルカリ成分を緩やかに中和しやすくなります。また、緑肥が育っていた間は根の呼吸で二酸化炭素が出ており、土中で炭酸として働くことでpHをゆっくり動かす方向にも寄与します。

つまり、緑肥×微生物は「掃除」と「中和」と「土づくり」をまとめて進められる、非常に効率的な仕組みなのです。

STEP5:1~3週間放置して完了!

すき込みが完了したら、あとは1〜3週間放置して土中発酵を待ちます。通常、緑肥の分解には時間がかかりがちですが、微生物資材(カルスNC-R)を活用することで、分解が進みやすくなり、作付けまでの待ち時間を短縮しやすくなります。

発酵期間中は乾きすぎると微生物が動けないため、土がカラカラなら軽く水分を足します。逆に過湿は嫌気的になりやすいので、水が溜まる状態も避けてください発酵が落ち着き、土がほぐれて“ふかふか”感が出てきたら、改良が進んでいるサインです。アルカリ性土壌の改良は本来長期戦になりやすいですが、この手順なら「時間をかける部分」と「効率化できる部分」を分けて、現実的に取り組めます。

製品紹介:アルカリ性土壌の改良に役立つリサール酵産の複合微生物資材カルスNC-R 10kg

カルスNC-R 10kgは、土の分解・発酵を支える微生物を補う、リサール酵産の複合微生物資材です。アルカリ性土壌の改良では「pHを下げる」だけでなく、石灰の影響でカチカチになった土をほぐし、根が伸びる環境に戻すことが重要になります。カルスNC-Rは緑肥や有機物と組み合わせることで、分解が進みやすくなり、団粒化にもつながるため、改良の“手応え”を得やすくなります。

特にこの記事でご紹介したように、「緑肥で吸い出す→カルスNC-Rで分解して還す」という流れは、失敗を取り戻すだけで終わりません。土を一段良くするための盤石な仕組みになります。

「アルカリ性土壌の改良」に関するよくある質問

アルカリ性の土は「どうせ長くかかる」「結局、元に戻らないのでは」と不安になりがちです。ここでは、よくある誤解をほどきながら、前向きに進めるための考え方をQ&Aで整理します。

Q1:雨が降ればアルカリ性は抜けるのではないですか?

A1:たしかに雨でアルカリ成分が流れたり、土が酸性寄りへ戻ったりする可能性はあります。ただし、それは “年月がかかる”話です。家庭菜園で「今季から改善したい」という目的なら、雨任せでは変化が遅く、結局同じ不調を繰り返しやすくなります。だからこそ、pH測定で現状を見ながら、緑肥のクリーニングや資材の活用など、積極的な改良がおすすめです。

Q2:カルスNC-Rを使えばpHは下がるのですか?

A2:カルスNC-R自体は、いわゆる「pH降下剤」ではありません。ですが、緑肥や有機物と併用して微生物の働きを高めることで、分解・発酵が進み、土のバランスが整いやすくなります。その結果として、アルカリ性に傾いた土が“適正な範囲へ安定する”方向へ寄与する、というイメージです。pHを“無理やり動かす”のではなく、土の働きで“戻りやすい状態”を作るのが微生物資材の強みです。

Q3:緑肥を育てると、その間野菜は作れず、「時間の無駄」になってしまいませんか?

A3:緑肥の栽培期間は約1.5〜2ヶ月ほどかかるため、その間はたしかに野菜の作付けが制限されます。ただし、アルカリ性で生育不良が続いている状態で無理に作り続けても、収量や品質が上がらず、結局損をするケースも少なくありません。緑肥で土をリセットすると、その後の生育が安定し、結果として収穫量が増えることを実感しやすくなります。

さらに、通常は緑肥の分解に時間がかかりますが、カルスNC-Rを活用すれば、すき込みから1〜3週間で作付け可能な状態に近づけやすく、休む期間を最小限に抑えつつ、土のポテンシャルを引き上げられます。

まとめ:「石灰の入れすぎ」は怖くない!微生物の力で「ふかふか」な土へ

まとめ:肥料の特性を理解し、たくさんの選択肢を検討しよう

日本の土は酸性化しやすい……その前提があるからこそ、「とりあえず石灰」が習慣になり、気づかないうちに土壌がアルカリ性へ傾くことがあります。しかし、これは“やり直せない失敗”ではありません。

まずは石灰を止め、pHを測って現状把握をしましょう。必要に応じてピートモスや粉末硫黄を使い、さらにおすすめは緑肥で余分な成分を吸い出し、カルスNC-Rで分解して土に還す方法です。アルカリ性を解消しながら、土をふかふかに作り直すために、リサール酵産の複合微生物資材カルスNC-Rの活用をぜひ検討してみてください。

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