カルスNC-Rの特徴
カルスNC-Rを使用する際には生の有機物を一緒に施用する必要があります。
その際にお勧めしているのが、比較的手に入りやすいモミガラです。
一般的にモミガラは炭素率が高く分解しにくい有機物ですが、カルスNC-Rを
使うことで生のままほ場にすき込み土づくりに利用することができます。
土中でモミガラが分解されるまでには半年から10ヵ月ほどかかりますが、この
分解期間中に作物づくりを行うことができるのもカルスNC-Rの特徴の一つです。
写真はカルスNC-Rを施用して約10ヵ月後にほ場から掘り出したモミガラを電子顕
微鏡で撮影したものです。分解が進み中身はスカスカの状態のため、軽く触るだけ
で粉々になってしまいます。このようにモミガラもよく分解するため、カルスNC-R
は有機物の分解を目的とした資材だと思われがちですが、有機物の分解過程を利用
して根圏の微生物相を豊かにしながら健全な生育環境を作る土壌改良資材です。