初めての・・・
初めての・・・
先週(11月22日)ほ場に出向き終日農作業をやってきました。
1.資材の散布
土の表面に資材をまき、軽く起こし平にならしてから小麦の種をまきます。
資材をまんべんなくまくために適量に小分けしておきました。
最初はドバッと小袋からこぼしてしまい(冷や汗)、あわてて資材をかき集め
規定の面積に均等になるようならしました。大丈夫でしょうか?
28mの区画が進むにつれ、手の指を広げて加減してほぼ均等にまけるようになりました。
慣れれば簡単に思えるこの作業、奥が深い。特に均等にまくのは必須です。
資材の効果を最大限に引きだすのは、こういったところから始まるのですね。
とは言え、多少のムラができるのは人のやることですから、できる限りでも
許して下さ~い。
風よけのためにダンボールで作った自作の道具は脚光を浴びずに、現在事務所
の片隅に置かれています。(絶対、何かに使うぞ~!)
2.は種
次は「ごんべえ」の登場です。
この”マシーン”で約28m×3mの区画に8列のラインの種をまきました。
自分は小松菜の種を8区画担当です。
こんなに広いスペースにまくのは初めてでしたが、「ごんべえ」のおかげで
何とかまっすぐまけたと思います。
評価はしないで下さい。 暖かく見守って!
「ごんべえ」にゴム製のベルトがあり、種が入る小さな穴があります。
ころがしてその小さな穴に種が一粒づつ入り、ほ場に均一にまくことができます。
それゆえに、ちゃんと種がその小さな穴に入っているのを確認しながら進まないと
いけません。ちょっと緊張します。
皆さんはどうですか? 慣れてるのかな?
便利な機械だと感心する以上に感動しました。
他の区画にもそれぞれ小松菜と小麦をまいています。
3.残さの処理
トマトとししとうの処分を行いました。
支柱に結んであるマイカ線をほどき、支柱を長さ別に整理しながら今日まで
成長してきたトマトとししとうを根から切り離しました。
その場で「押し切り」という刃が上向きについている道具を使い、5cm~10cm位に
切り刻み土中にすき込みます。
古いかもしれませんが、昔「ギロチン」という道具がありました。
その鋭い刃が上向きに固定されている感じです。
結構古いタイプのものでしたが気持ち良い位に切れました。
当時は飼料用のワラを刻んだりしていたようです。
まだ処分せずに保管されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この作業は二人で行いましたが、一人は残さを刃に置き、一人は「押し切り」
のハンドルを下げるという、簡単そうで危険な作業でした。
日頃の二人の信頼関係が試されていたのかも・・・?
声をかけ合って無事作業を終わらせました。
別の区画に3ヶ所続けて大量の残さがありましたが、私の区画は少なめに残って
いたので少し広めに畝を崩すだけですき込むことができました。
残念ですが、私には別の区画を手伝う余裕もなく、大量の残さをすき込んでいる
作業を見て「さすがっ!」と思いました。
農業をやっている方でしたら普通の作業でしょうが、残さの量を見て深さと広さを
見極めて作業されているのですね。
そう。感心してしまう私が素人なのです。
一日かかって二人で行ってきたこの作業、すべてが初めての経験でした。
今は寒いので、芽が出るのは遅くなるのかな?
期待が膨らみます。
栽培や収穫が目的ではなく、土の状態を観察することが目的です。
でも、まいた種が発芽して成長し、収穫できるとわくわくしてしまいます。
これからも暖かく見守ってくださ~い!