トピックス&コラム

今日、収穫予定日だったのに・・・

知らない事が多いということを感じる今日この頃です。
“ 煙霧 ”
ご存知でしたか?
気象用語では、「乾いた微細な粒子が大気中に浮遊し、空気が乳白色に濁ってみえる現象」
とあります。
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昨日は、午後から突然天気が荒れ始め、「東京都心でも一時2km位まで視程(視界)が低下した」
という報道がありました。
当社の本社がある「さいたま市」も同様です。
そんな気象情報を耳にしながら、
ホワイトデー用の品を購入し、届けに出かけた先で連絡が入りました。
・・・・沈黙・・・・
今日、3月11日に収穫を予定していた春野菜のビニールトンネルが、
“大変な事になっている”と・・・
1月15日のブログにも書きましたが、その最悪の事態か!!
~想像その1~
約3メートル幅で、長さ数10メートルの「ビニール凧」が、
政令指定都市(さいたま市)の住宅街上空を強風に煽られて彷徨っている姿・・・
~想像その2~
その巨大なビニール凧(ビニール片)が電線に絡んで大騒ぎ・・・

・・・大惨事か!!!!
晩飯も食べずに現地へ向かう車中、
頭の中ではそんな“最悪の絵”浮かんでいました。
幸い、「巨大ビニール凧」が宙に舞うという
“最悪の事態”は回避できましたが、
完全にビニールトンネルは剥がされ、
深夜まで続く暴風の中で、
昨日のお昼頃まで
“温室育ち”
だった 春野菜たち は、
家を失い、冷たい暴風の中、完全に萎れてしまいました(悲)
あの暴風では、ビニールトンネルの再生は疎か、
撤収する事すら儘ならない状況でした。
せっかく育てた春野菜の「小蕪」です。
深夜ですが、収穫することに決めました。
その時の写真がこちらです。
↓↓↓

「葉っぱ」はチリチリですが
「実」は大丈夫そうです。(ホッ)
収穫作業後、後片付け中の暴風の中の写真も撮ってみました。
↓↓↓

「何も見えないですって?」
そうです、
砂嵐で目を開けるのが大変なほどで、
本当に何も見えない状況でしたから。
レンズが土埃まみれでぼやけているところが
なんとなく“ライブ感”出てますけどね。 (^^;)
この産業に係わって四十数年ですが、
暴風の中での深夜の収穫作業は初体験でした。
煙霧とは、まさに荒野版「地吹雪」でした。
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そして日が昇り、先程の現地の様子です。

何も無かったように
静かでした。