新潟路にて ~
先日の新潟県への出張では、まったく予定をしていなかった場所 ( 観光 名所 ? ) に訪問することができました。
偶然にも同県 魚沼市の取り引きある農家さんから会社に問い合わせが入り、埼玉県に帰る途中でもあったので
急遽予定を変更して立ち寄るようにしたところ ・・・・・・ ご覧のような国の指定を受けている ” 重 要 文 化 財 “ の
近くに住んでいらっしゃる方で、本題を忘れて思わず足を運び見学してみることにしました。
地方で時々見かける茅葺屋根の古民家ですが、歴史は古く豪雪地帯ならではの構造になっていて建設当時から、
大雪の重さに耐えられるだけの強固な 建築様式 が取り入れられているようです。こういった古き良き伝統のある
農家の住居や生活用品 ・ 農工具などは、仕事がら歴史を含め意外と興味をそそられる分野でもあります。
※ 新潟県 魚沼市 『 佐 藤 家 』 は、インターネット検索もできますので興味があれば確認してください。
いろいろな補修工事や メンテナンス をされてはいるのでしょうが、 元文 3 年 ( 1738 年 ) に建てられた農家の
住居<古民家>で、およそ 280 年が経過しているとのことです。手前の小さな田んぼには稲が植えられていて
何故か むしょう に風情を感じます。この日は平日だったせいもあって人は誰もいなく大変静かでしたが、入口に
置いてあった来訪者 ノート には各地から来た観光客と思われる方の氏名 ・ 住所が記されていました。
仕事でもなければ来なかったこの土地を訪れ、世間の雑踏から少し離れて心身を浄化できたような気がします。
時間が許されれば 茶の間や ” で い ” に上がり込み、涼しい雰囲気を味わい昼寝したいくらいの良い処でした。