トピックス&コラム

圃場確認 ③ <完>

遠方への長期出張で続編の更新ができませんでしたが、今回は カルス NC-R と組み合わせする有機物を

紹介します。荏胡麻に限らず、とかく堆肥化する原材料としては敬遠されがちな生のバーク ( 樹皮 ) を使用し

作付け前の 2 カ月間ほど、微生物たち < カルス菌 > の力を借り土中発酵させて初熟状態にもっていきます。

もちろん、その際には 炭素率 ( C / N 比 ) の調整をしっかり行い、 バーク が確実に完熟堆肥化することを

目的としていますし、団粒構造および作物の生産性向上などを考えての土づくり手法となります。

今回は ① ・ ② で掲載したとおり土壌条件の厳しい圃場でもあることから、安価で手に入る生 バーク で実施

する予定です。 カルス NC-R 本来の使用方法では、定植前に 1 ~ 3 週間位あければ植えつけOKとして

いますが土中分解時の窒素 コントーロール を十分考慮し、すき込み後 2 カ月間をあけての定植としました。

当然、 2 カ月で生のバークは完熟堆肥にすることはできませんが、 カルス NC-R を使用すれば分解過程

さえも メリット 〔 特長の活用 〕 にできるのが当資材の最大 ポイント です。  ⇒ 詳細は当社の 飯川 まで!

この先当分の間は、 カルス NC-R 施用の 『 荏胡麻 栽培圃場 』 を見守り続けて行こうと思っています。

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( 荏胡麻と異なる作物でも ” 生の バーク “ を投入し リサール SE 区 として試験的にやってみました。 )